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西本順次郎理事長から、クラブ活動の目的について職員に説明する機会があった。
新年度早々に気分刷新のためクラブ編制替えを行う。結果は定期と不定期の活動に別れた。その冠頭において院長よりクラブ活動の精神について再認識の講話あり。単に筆さばきを習い、針を運ぶことの為の時間ではなくその底に人の和を培い、又個々の人格を形成する上にも協調の精神をはぐくむことの如何なるものかを説かれた。然しクラブ活動への情熱がうすれたわけではないにも拘らず、時間的に業務のさしつかえを度々生ずる為、定期的活動の負担の声が高まったので再びアンケートをもとめた結果、全員の不定期活動の支持を得て今日に至った。(後略)(第二号 クラブ活動 総務部)
クラブ活動を通じて親睦を深め、それを職場に生かしていきたいと、クラブ活動の趣旨を改めて理解した職員もいたようである。
手芸部では標題について一月十六日から四回にわたり大要別記のようなことを話してきましたがクラブ活動によってお互の親睦を計り職場にこれが幾分でも反映出来れば幸いと思っています。
私達の職場や何処のどんな職場であってもお互に自分の責任を全うすることによって、いや万人がそうすることが出来れば何も云うことはありませんが、責任を全うする、ということは云うべくして仲々出来難いことであって昔から三人寄れば文殊の知恵と云う諺があるように我々凡夫はお互に助け合って行ってこそ完璧までは行かないまでも或程度それに近い仕事が可能なのではないでしょうか。(後略)(第二号 手芸部 友重チエ子)
此の度委員改選により、書道部の委員に選ばれました。前委員の後を受け継いで皆様の期待に副うようできるだろうかと不安を持ち参加してきましたが、皆様の協力のお蔭を持ちまして、明るく、楽しい、時間を過ごさせていただきました事を感謝致して居ります。何時も院長先生の仰言るように、「和」という言葉を忘れず、何時でも、何処でも思いだし、お互いに協調の精神を忘れないように心がけて行きたいと思います。(後略)(書道部 松本美智子)
とは言え、ひどく忙しい勤務の合間に開催されるクラブ活動に参加するのに、クラブ活動と勤務との両立に悩んでいたことも窺える。