方安庵は、2011年の6月に「宮古-方安庵連絡掲示板」を立ち上げました。
その後、2012年1月〜12月で,いわき、南相馬、名取、仙台、松島、南松島、石巻、宮古などを回りました。
2013年6月から2017.9の間、松島町の中山クリニック (中心が腎透析の内科、小児科クリニック）にて代診をしながら活動をしました。そして2016年4月14日には、熊本地震が発生。さすがに遠すぎて、facebookだけの活動（ご応募はありませんでした）でした。
2018.9.6の東胆振の震災ではなんと、被災者に。今回は、へりもないし、救急ではなくおしゃべりじいさんとして、鵡川町の浄土真宗のお寺、法城寺さんの若い御住職ご夫婦のご厚意で、こころのケアを始めました。
これ以外にも、2度の中国地方の集中豪雨被害などなど、また、世界では被災された方は今もなお不安を抱えたままの生活を余儀なくされています。そして多くの子どもたちが心に傷を負い、強いストレスを感じている状態です。
キーワード：心の相談、心のケア、おねしょ、ストレス、夜泣き、不眠、乱暴な言葉、赤ちゃん返り、など・・・。
連絡ホームページを「方安庵と、宮古ー松島ー福島ー熊本ー胆振東部の連絡ホームページ」とリニューアルしました。
私は、こどもの専門医でありかつ精神保険医として、一緒に考え、一緒に乗りきってみたいのです。
どんなことでもかまいませんので、ご相談をください。できる限り一緒に考えられればと思います。よろしくお願いします。
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Dr.Heliへの質問箱。方安庵へのご質問はここです！よろしく！
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さて、半年の間、いろいろ歩いた風景を思い描いているうちに、一つの仮想の町が頭に浮かんで来ました。津波に呑みこまれたアナタの町の名をあすなろ町としましょう。人口は１００戸、狭い入江の国道のうしろに漁師さんが住んでいて、すぼまった山の手には20分離れた大きな町に努める人々の住宅、その裏に小山と神社、小川と竹林がある。町の真ん中にたった一つの踏切を持った小さなあすなろ駅がありますが今は線路が流されて、海川の国道を代行バスが走ってます。あすなろ駅の周囲には、「町のパン屋」さん、まちの子供やお年寄りも集まる美容と理容を兼ねたお店「カット」、小さな居酒屋「とも蔵」、コジャレたレストラン「サントロペ」などが集まっています。もともと、とも蔵以外は国道と低い堤防の間にあったのが、全部津波に流されて、新しく移ってきたのでした。町奥の小山、あすなろ山の中腹には銭屋太郎という網元さんの豪邸もあります。
以前の海岸は、きれいな遠浅の浜辺で海水浴場でした。毎のまわり全体がリアス海岸で、両方に突き出した両腕のような半島のとっつきから、沖に向かって転々と小さな松の生えた島々が見える様は、本当に本当に美しいものでした。隣町の尾樽と言う名の、コンビ二が2つもある少し大きな町は、牡蠣や水産加工場が海側の造成地に点々と並び、山手の集落との間には、昔から木材や加工品の運搬にも使われた古い運河が縦横に走っているので、これまでも大きな台風では浸水被害は度々ありましたが、今回は全ての人々の想定を越えたのでした。。
そう、この小さな町あすなろにも、あの日までは、町民自慢が結構ありました。美しい、重なり合うように点在する小島たちは、荒い太平洋の波で周囲を削がれ、奇妙な岩場も沢山あって、恰好のつり場や観光見せ場を持っていました。そのため、つり人や観光さんが少なからず年中訪れ、民宿はお客さんがいない日もあまりなく、小さいけれど駐車場広場のある漁港兼観光船着き場が整備されていて、それらが、みんなに、少しばかり鼻高々でもあったのでした。ほんとに結構遠い街からも観光さんが訪れ、評判も大変良かったのに。。あの日のたった一日が、そういう住民みんなの小さな自尊心も一緒に流し去ってしまったのでした。
さて、この３ケタ国道が海岸近くを走り、西側の小さなあすなろ川の橋から、自動車でたった5分も走ると東端にぬける町の話にして、いろんな皆さんの疑問や相談を書き込んで見ましょう。もちろん、本当の場所、地名などでも構いません。架空の町にしたほうが、つらくないかな？っと思っただけでして、それは書き込む方の自由です。
